ゼルダ無双厄災の黙示録レビュー 上質なコラボ無双だがスピンオフとしては・・・

ゼルダ無双厄災の黙示録ゲーム
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ゲーム概要

三国無双や戦国無双でお馴染みのコーエーが開発したゼルダの伝説ブレスオブザワイルド×無双のコラボ作品2作目
原作のゼルダでは体験できない、スタイリッシュなアクションで敵を殲滅するアクションゲームです。
今作はブレスオブザワイルド(以下、ブレワイ)の100年前の世界を舞台に、主人公リンクとゼルダや四英傑達で来るべき厄災に立ち向かうべく奮闘します。

ボリューム

ストーリークリアなら15時間
全てのマップクエストクリアなら約60時間

ストーリーは前日譚ではなくパラレルワールド

テラコ
ゼルダが覚醒した同時に起動した謎のガーディアン 名はテラコ

ブレワイの100年前の世界が舞台となっていますが、ドラえもんの秘密道具ばりの都合の良い性能を持った謎の古代遺物ガーディアン「テラコ」のおかげで大団円ハッピーエンドになるので、ブレスオブザワイルドの本編へ繋がりません。


物語は大厄災発生後、厄災ガノンにガーディアンや神獣が乗っ取られてハイラルが混乱する最中、
ゼルダの研究室にひっそり保管してあった木箱から白い小さなガーディアンが目覚め厄災が起きる前の時間軸にタイムスリップすることろから始まります。

この白いガーディアンが過去にタイムスリップし未来を変えたことで、ブレスオブザワイルドの100年後の世界に繋がらない新しい世界線が誕生してしまいます。

良かったところ

忠実に再現されたブレワイの世界

原作ブレワイをやりたくなるような、忠実に再現したグラフィックとUI・SE
ゲームスタートからブレワイの世界に浸れます。
ハイラル全土のマップもそのまんま。

正史では活躍できなかった四英傑達と共闘

四英傑

ブレワイ本編ではリンクの回想シーンと亡霊姿でしか出番がなかった英傑達。
それぞれ種族の特徴を生かしたアクションで戦場を駆け回ります。
ストーリー中に挟む各英傑たちのムービーも見応えがあります。

キャラクター同士の掛け合いが豊富

出陣前にパーティーの組み合わせによってはキャラ同士の特別な掛け合いが聞けることがあります。
チャレンジ攻略中、キャラクター切り替えの時も特別なセリフもあります。

(例)リンクからリーバル切り替え時 リーバル「結局僕頼みか、リンク」

原作にもあった料理がシステムとマッチしている

厄災黙示録(料理)

出陣前に料理を選んで食べるとプレイヤーが得する効果がつくため、ほかの無双シリーズでも採用して欲しいと思いました。

不満点

暴走するカメラワーク

このゲーム最大の不満がカメラワークの仕様です。
今作は狭いエリアでイワロックなど巨大な敵と戦う場面が多くあり、キャラクターの背後にオブジェクトがあるとカメラの動きが暴走し、何が何だか分からない状態になります。

注目システムがありますがこれもあまり意味がありません。リーバルやウィズローブのような空中にいる対象ロックオンしてもカメラが追わず画面外が攻撃されることも。

ウィークケージ・スマッシュ前提の戦闘

ライネル

今作はブレワイの戦闘を意識したせいか、無双の醍醐味である爽快感がありません。はっきり申し上げると楽しさは最初の数時間がピークです。

ボコブリンといったザコ敵はコンボ技で薙ぎ払えますが、中堅~大型魔物相手だと難易度イージーでも敵が硬いので、ウィークスマッシュが重要になってきます。

①ウィーク狙いで敵の動きを観察
②ケージが出たらひたすらコンボ連打(削り切れなかったら①に戻る)
③ケージが削れたらスマッシュ攻撃

①~③動きをひたすら繰り返すので、アクションの楽しさは数時間がピークであとは下り坂です。この戦闘システムの最大の欠点は、どのキャラを動かそうが結局やることがウィーク削り前提の動きになることです。

高難易度を”理不尽”とはき違えたゲームバランス

ゼルダ調査団

狭い通路に大型複数体
狭い屋内にライネル3体
これらを制限時間以内に倒せ


サブチャレンジは出現モンスターと制限があるかないかの違いだけで基本内容は使いまわしです。とくに推奨レベル70以上は難しいというよりただただ理不尽なだけの雑な敵配置。

思ったより地味な神獣戦

神獣戦

見た目は一方的に敵を一掃できる爽快感ありそうなモードですが、制限時間以内に箸でツルツルすべる豆を皿に移すような地味なモードです。

ジャイロ操作で標準を動かせて敵の群れにビーム攻撃で蹴散らすモードですが、いかんせジャイロの操作性が悪くオフにした方がマシでした。
スティックで地道にゴマ粒のように小さい敵の群れに標準を合わせ攻撃、バリアをするタイミングも重要で、攻撃を正確に当てて駆除しないと横から後ろからチクチク突かれみるみる体力が削られ失敗に終わります。

メインストーリー以外にもサブクエとして神獣戦がありますが、あれだけ敵を倒すのに報酬は雀の涙程なので何回もやるメリットが感じられませんでした。

総評

※ネタバレ注意※

評価:5 / 10

数あるコラボ無双としては良くできているが、ブレワイのスピンオフとしては微妙


ストーリーに関しては、四英傑達との出会いからイーガ団との対立するムービーは素晴らしく良かったです。が、大厄災発生後、未来組(テバ・ユン坊・シド)の強引な参戦以降は物語の展開が雑に思えました。

・四神獣のビームでもゼルダの聖なる力でも退魔の剣マスターソードでも崩せなかった厄災ガノン謎のスーパーアーマーも壊せる謎の小型ガーディアン「テラコ」
・テラコをあんなに大切にしていたのにすっかり存在を忘れているゼルダ(しかも部屋に保管してある)
・同じくゼルダからテラコを没収したハイラル王もすっかり存在を忘れている始末
(せめてテラコを見たときに「ん?」と反応して伏線はっていれば良かったのでは?)

・何がしたかったのかよく分からないまま退場した悪役アストル(厄災を早めた本人?)

・1万年以上もハイラル王家に復讐する為に活動していたイーガ団は、アストルに捨て駒にされただけであっさりハイラル軍に寝返る。(恐らく寝返る理由となったスッパに何があったのか説明もなし、しかも彼生きているんですよね)

最後のテラコ自爆シーンは感動ポイントだと思いますが、私個人的にテラコはずっとリンクやインパに悪態ついたままだったので全く愛着がわかず、存在自体が疑問でモヤっとしたままストーリー終わったので感動することはありませんでした。

ゲームバランスの調整をもう少し丁寧にして欲しかったなと、従来の無双よりもできるアクションが増えた割には結局同じことをひたすらさせている。ここは非常にもったいない。

追加コンテンツについて

2021年2月18日放送ニンテンドーダイレクトにて、追加コンテンツが発表されました。

ゼルダ無双 厄災の黙示録 エキスパンション・パス [Nintendo Direct 2021.2.18]

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