どういうゲーム?
マリオといえばワールド1~6まであり、ワールド1をクリアすると次のワールド2が解禁され、
ラストステージまで目指すといったゲームデザインが主流です。
フューリーワールドの特徴はワールドの仕切りがなく、攻略手順が自由でどのステージから手を付けるかはプレイヤーに委ねられます。(序盤は多少制限があります)

今作はクッパの謎の暴走を止めるべく、クッパjrがマリオをアシストすると形で仲間になります。マリオの変身アイテムが各5つまでストックできたり、パートナーのクッパJrが自動で敵を倒したり、3Dアクションが苦手な人もストレスなく楽しめます。
ボリューム
ネコシャインは全部で100個、ゲームクリアに必要なネコシャインは50個
アスレチックの難易度は全体的に低くいので、ゲームクリアだけなら2時間もかからない。
本編のマリオ3Dワールドのおまけなので、5時間あればコンプリートできるボリュームです。
良かったところ
プレイヤーの好奇心をくすぐる”遊び”が満載

従来のマリオと違って壁のない箱庭世界なので、まず高い場所から360度カメラを回して観察し、気になる場所へ向かうというプレイヤーの好奇心でゲームが進める楽しさがあります。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドに似た感覚でした。
3Dゲームではどうしても面倒になる「フィールドの移動」がノンストレス

もう一人の相棒とも呼べる、プレッシーが常にマリオの近くで待機しているため、現在地から遠い島への移動が苦ではありません。プレッシーでないと回収できないネコシャインもあるので「ただの乗り物」キャラではなく「遊び」もきちんと用意してあります。
不満点
アクション中級~上級者には物足りない
親切設計すぎてゲーム全体生ぬるい難易度です。ネコシャインもあっけなく回収できるのでアクション中級者以上は物足りないと感じるでしょう。
フューリークッパの存在
ワールドの真ん中で待機しているフューリークッパは一定時間になるとマリオを襲ってきます。フューリークッパの時のみ回収できるネコシャインがあるので、どうしても「クッパ待ち」が多発します。

また、ネコシャインチップを探している時や、落ちたら一発アウトのマグマ系のアスレチックを攻略中に襲来されると対策がなく身動きがとれないといったトラブルが起きます。
総評
評価:8/10
ただのスピンオフかと思いきや、次回作への試験的なゲーム
高い所から見回して気になるところへ行く、次に行く場所をプレイヤーに全て委ねるゲーム体験はゼルダの伝説ブレスオブザワイルドに似ていると感じました。
フューリーワールドは今後出るであろうマリオシリーズへの試作品とも呼べるのではないでしょうか。
誕生から35年経っても、今後マリオシリーズへの期待が高まります。